子供たちの低身長の原因は病気・病気以外のいずれかです

1. お子さんの低身長の原因には病気によるものと病気以外によるものがあります

自分の子供がどうも低身長に思える、となると原因はなんなんだ?と考えるのは親御さんとして当然のことでしょう。比べてはいけないと思いながらもやっぱり周りの同学年の子供たちよりも低いと何か病気によるものかもと心配になることもあるでしょう。実際にお子さんの低身長の原因には病気によるものと病気以外が原因となるものの2つがあります。それぞれについてどのようなケースがあるのかを具体的に消化しましょう

1-1. 病気が原因のものの実例を紹介

低身長の原因が病気によるものには以下のようなものが挙げられます。

成長ホルモン異常(成長ホルモン分泌不全性低身長症)
脳腫瘍や頭部(脳)への外傷が原因で脳の一部である下垂体に障害が生じ、ここから分泌される身長を伸ばすためには欠かせない成長ホルモンが十分量分泌されないために低身長になるケースです。

甲状腺ホルモンの不足(甲状腺機能低下症)
甲状腺ホルモンには骨の伸長を促進する効果があるのですが、このホルモンが十分に分泌されないケースです。クレチン症のように先天的なものと、原発性甲状腺機能低下症のように慢性甲状腺炎などによって甲状腺が壊れてしまう後天的なものがあります。

SGA性低身長症
出生時に平均よりも身長・体重ともに小さく生まれてくることが原因となります。子宮内発育不全とも呼ばれます。一般的には3歳までには平均的な大きさになりますが、稀に追いつかないこともあり、その場合には病院での治療が必要となります。

染色体の異常
先天的な染色体異常の症状として低身長症が現れることがあります。

骨・軟骨異常(軟骨胃栄養症)
骨・軟骨に異常をきたすものです。

内臓疾患
心臓・消化器を始めとする各種臓器の疾患により十分な栄養を体内に取り込むことができず、低身長となることがあります。

1-2. 病気以外が原因のものの実例を紹介

続いて低身長の原因が病気以外のケースについてお伝えします。

遺伝的な原因

両親ともに身長が低いなどといった遺伝的なケースがこれにあたります。

環境的な原因

ストレスを始めとする生活環境が悪いことが原因となり低身長になるものです。具体的には食事・睡眠・運動といった背を高くするためには欠かせない要素が不十分であったり、好き嫌いが激しくて偏った栄養しか摂取できていないケースなどがこれに当たります。

最後に

低身長の原因について病気によるものとそれ以外によるものをそれぞれ紹介してきました。実際にお子さんがどれにあたるのかをしっかりと見極めて病院での診察を受けることも含めて適切な対応をとっていきたいものです。

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